自営業も(やっと)ネットバンクが使えるようになりました
私が自営業を始めたのが昨年(2001年)9月で、早速個人で使っているネットバンキングを事務所口座で使おうと色々な銀行に当たりました。
結果としては、全てだめで、しょうがなしに、入金確認や、振込みをATMでしておりました。
最近は、銀行店舗の統合に伴ない、ATMの行列のすごいこと。
5,10払いという日本の支払い日や、月末午後3時前には長蛇の列。
これは、企業、自営業、各種団体が、インターネットバンキングを使うことを銀行がOKしないことが大きい。
大企業では、ファームバンキングのようなシステムを導入できるが、中小企業や自営業は、個人で使っているネットバンクが使えればすごく便利です。
私のような、1人だけのSOHOスタイルでは、夜でもじっくり振込み処理や、入金の確認を事務所でできるネットバンクが便利というか、必須というか。
ようやく、ジャパンネット銀行で、かがみ事務所口座を作ることに成功しました。(成功したというくらいなので、ここに到る経緯は大変でした)
すぐに、事務所のコピー機のメンテナンス料(口座振替)を三井住友銀行から、JNBへ変更手続き(口座振替依頼書再提出)しました。
何時間かしたら、某事務機会社が使っている回収代行の某リースはJNBは口座振替できないとの電話。
そういえば、法人相手の某リースはJNBと口座振替する必要はなかったのですね。(JNBはすごく、口座作るのいやがっていましたので、恐らくほとんどないのでしょうか)
ということで、用紙は破って捨てておいてということに。
新規に今年口座振替代行を始めたクリアパスでさえJNBの口座振替はできるのに、リース会社って顧客志向ではないのでしょうか。
銀行も新規口座獲得に四苦八苦しており、自営業や小規模会社、団体のネットバンキングのできる口座を狙ったらすごい潜在口座があるのに、ほっておくというこれまた顧客志向ではないこと旧態依然。
私の尊敬するパイオニアの新製品マーケティングの中心だった、吉田 喜一さんが40年前に書いた本の中で「銀行はその内なくなる、なぜならば、顧客が誰か分かっていない業種だから」という趣旨のことを書いております。
マーケティングの基本はどのようなターゲットの顧客に、どう受け入れられる製品を投入するかということなのに、吉田さんは、融資先企業より上座に座り接待されている銀行のことを40年前に書いている。
今の金融危機の根本はこんなところにあるのでは、という気がしますがいかがでしょうか。
と、文句ばっかり言っているようですが、振込みがあると即刻メールで「振込入金のご連絡」が来るといった便利さ。これでようやく今晩のおかずが買えるぞ!!