成功したら大きなビジネスにつながる社内ベンチャー! 
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    社内ベンチャー成功ノウハウマガジン vol.20
     -兼務の人を積極的にスカウトしよう-    
                        2004/11/11
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 社内ベンチャーで、新規事業を立ち上げる理由の1つに、優秀な人
材の確保が上げられます。

 独立のベンチャー企業は、事業を開始する仲間は良いとしても、まだ、
海のものとも分からない会社に入って来る人は、例外的には、新しい
ことの好きな優秀な人もいるだろうが、学生人気の企業と較べて、平均
的には仕事を覚えるだけでも時間がかかる人が多いのが現実だろう。

 社内ベンチャーを始める段階で、社内から「できる人」を集めようとし
ても、社外公募と同じく、上に書いたようなことになりがちなのだ。

 よしんば、優秀な人が「ぜひ新しい事業に参画したい」と言っても、で
きる人ほど上司のOKは出ないと考えなければならない。
 SONYのように、社内公募に応募したら、上司は反対してはならない
というルールがある会社は少ないだろう。

 そこで、優秀な人材を集めるためには、「今の仕事もやりながら、兼
務で結構ですから、ぜひ」といって、その人の上司を口説くという手が
ある。
 その時には、仕事も忙しいから、1/4くらいしか時間割けないというよ
うな場合も多いだろうが、そこは来てもらってしまえば、本人がやる気
があって、逆に社内ベンチャーの仕事が3/4になるといったことはあり
得る。
 来て欲しい人には、本人に事前に話しをして、やる気のある人に来て
もらうということをするので、当然そうなる可能性は高い。

 兼務で来てもらっている場合に、その人の業績評価について、本人が
納得できるかどうかが1つのポイントとなろう。

 兼務で来ているが、業績評価は通常は、本籍となる職場でなされる
ことになる。社内ベンチャーは、兼務しているので、業績評価はしない
という場合には、そこでの評価はどうなるであろうか。

 その人の本籍の仕事で、評価表が作られていると、全く社内ベンチャー
でやった仕事が評価されないばかりか、社内ベンチャーに時間を割
けば割くほど、本籍の仕事の達成度が悪くなることになる。
 そこで、社内ベンチャーの責任者の仕事は、兼務している人の本籍
で評価をする上司に、社内ベンチャー内での仕事振りをきっちり文章
で伝える必要がある。

 できれば、兼務という形で出してくれた上司には、報告を兼ねて、評
価の時くらいは、会って働き具合をアピールしておくと、来てくれている
人も安心して、ベンチャーの仕事の割合を増やすかもしれない。

 優秀な人なので、どのみち良い評価をされるだろうといったことで、
評価に対して何もしないということは、兼務しようとする人を失うことに
つながる。
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