のんびりやろうよ人生を! ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 中高年になったら自営業! vol.1 2003/6/2 -対象の中高年はどんな人?- ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 「お若いですね」と言われて、「いやーもう年ですよ」なんて、ちょっと はにかんで言いながら、心の中で密かに喜び、踊り出しそうになったら、 中高年グループに分類される。(かがみの定義) 大辞林では、「中高年」=「中年と高年。普通、四五歳以上六五歳程度 の人をいう。」 と定義されている。中高年=「中年と高年」って、言い換えた だけでは、メルマガ=「メールマガジン」という程度で、中味は何か分か らないだろうから、年齢で「普通、45歳以上六五歳程度」と数字で定義している。 従って、普通の中高年は、45〜65才であって、それ以外は普通でない 中高年となる。私は普通の中高年であり、83才になる私の母は、異常な中高年 と言われ、妙に納得できるのである。 45歳と言えば、平均余命からは、まだ、人生半分しか経っていないので、 常識ある謙虚な人は、「いやーまだひよっこで」などとおっしゃることになる。 一方、勤めている会社は、高度成長から安定成長・低成長・マイナス成長 といったクールな大人の企業になってしまって、一緒になって頑張る対象では なくなった上、現代版赤紙「明日から来ないで下さい」対象リストに載っている かもしれない恐怖感がある。 このような状況下、脱サラを考えている人が、六本木ヒルズの人出のように、 うごめいている。 脱サラに対する考え方の中に、チャレンジする若さを失ったら、張り合いもなく、 人生暗くなってしまうというような、いつまでも若さを尊ぶような風潮がある。 これに対して、冷静に、成熟した中高年の良さを訴えた良書として、赤瀬川 原平 さんの「老人力」が挙げられる。 ここでは、若者では、とてもまねのできないすばらしい老人力の世界が展開 されている。 この著書にあるような領域まで達しない、精神的にも未熟な大多数の中高年 の人は、得てして、「若いものにはまだ負けない」など競おうとしたり、既に自分が 成熟した大人であることを忘れて、「おれは未熟だ」とか「まだまだ若い」と言い続 けてきているので、いつまで経っても未熟なままでいることになる。 このことが、中高年が自営業をはじめることを阻害している。 なんと、中高年になってから、会社を設立するという、精神的に未熟な若者 の過ちを、おとなの中高年が犯すという、「まだまだ若い」過ち症候群のなせる わざが蔓延している。 宝くじの一等に当たるような、ごく一部の成功を、「物語」として聞くことができない 人は、全財産を宝くじにかける破産寸前の狂気の人のように、何故はじめるかも 考えないで会社をつくってしまう。忙しく、また、成功物語として紹介されることが、 どんな意味をもつかを冷静に判断する大人は、「若さがない」とか、「目標がない」と いった賞賛の言葉につつまれることになる。(成熟した大人には、賞賛の言葉を 期待してしまうとか喜んでしまうというような未熟さはないが) 次回から、税金面、年金面、人生など、中高年にとっては、勤め人や企業家とくらべ 有利な面が多い自営業の実態を配信する予定ですので、期待しないで、お待ち下さい。 3ヶ月に1回、10年で40回くらいの読み易い発行サイクルとしたいところですが、 しばらく考えに耽って発行があくと、残念ながらMAG2主催者が未熟な若者のため、 「そろそろいかが」というやさしい言葉があり、それに応えるやさしい中高年メルマガ となりそうです。 ---------------------------------------------------- ●マガジン登録・削除ご希望の方は http://www.adgnet.or.jp/~kagami/mag2-2.htm にてメールアドレスのみで行えます。 ●本メルマガは、第3者への修正を加えない転送は自由です。 また、原文のままの引用も自由です。 ------------------------------------------------------ 発行 かがみ事務所 代表 鏡味 義房 かがみホームページ http://myweb.to/kagami 問い合わせは、kagami@k6.dion.ne.jp(コピーしないでアドレス打ってください)宛てに。 |