のんびりやろうよ人生を! ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 中高年になったら自営業! vol.21 2004/3/19 - 自営業でもできる会社勤め - ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ひさしぶりに、監修で、税理士の 青木 茂人さんに 登場して頂いております。本メルマガで、こんな変な 税制にご意見、怒り、喜びなど伝えたい方は、メール ao@aoyama−c.comまで。 本メルマガの、VOL3とVOL4で、「会社勤めでもできる 自営業」という内容を書きましたが、今回のテーマは、 その逆バージョンになります。 「何だ、語句を入れ替えただけじゃないの」と思われ るでしょうが、単に入れ替えただけではなく、年金など も違うという、引田天巧も真っ青な「入れ替わるイリュ ージョン」なのです。 ここでの「会社勤め」は、あくまで、自営業が本業で、社 外監査役、社外役員、契約社員、臨時職員など、厚生年 金保険料や、健康保険料などを払わないで、会社または、 お役所、団体などから「給与」として貰う形態を言います。 お役所の委員会や審議会の委員をやると、「臨時職員 を命ず」などという辞令を頂戴して、「謝金」は5%の源泉 を引かれて給与となるのである。 自営業の場合は、帳簿を青色申告会推奨の複式簿記 でつけている自営業が本業の人は、55万円の青色申告 控除があり、必要経費は自分で申告することになるが、 給与所得については、必要経費を含んで「給与所得控除」 が、65万円と、65万円を超える分については、一定率で 申告時に控除できることになる。 簡単な例をあげると、自営業で、本業なのに首吊りし たくなっちゃうような、必要経費を差引いた所得が年間 55万円で、本業じゃないのに給与収入が年間65万円 という場合は、全て控除されるので、課税対象所得は0 となるのである。 もちろん、自営業として、厚生年金保険料を払ったり していないので、年金を受取っている人は、減額されな いで100%貰える上、年金は年金で、年齢によって異な るが年金控除が70万円とか受けられることになる。 年金を貰える年になって、上のような3つもの控除を 受けている自営業を「控除族」と言っているとか。 年金受給の控除額の縮小という控除族対策の議論も なされているのですが、今のところ、社会的影響力のな いアングラメルマガ愛読者の方だけが知って得するとい う状況にあるのです。 --------------------------------------------- ●マガジン登録・削除、バックナンバーご覧になりたい 方は http://www.h4.dion.ne.jp/~nova/mag2-2.htm にてメールアドレスのみで行えます。 ●本メルマガは、第3者への転送・お勧めは大歓迎です。 また、原文のままの引用も、大歓迎かつ好き放題です。 --------------------------------------------- 発行 かがみ事務所 代表 鏡味 義房 ☆かがみホームページ http://myweb.to/kagami ☆真面目なノウハウ集「社内ベンチャー成功ノウハウ 集」は http://www.h4.dion.ne.jp/~nova/mag2.htm ☆問い合わせは、kagami@k6.dion.ne.jp (コピーしないでアドレス打ってください)宛てに。 |