ののんびりやろうよ人生を! ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 中高年になったら自営業! vol.5 2003/6/27 -開業届を出そう- ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ メルマガを4号まで、私のメルマガとしては、異例な短い間隔で 出しまくっております。 早くも、ご意見・ご批判・誉め殺しなど、少数の反応があります。 まだ、集計出来るほどの数ではないので、主だったというより、 賛否両論大きく分かれているのが、「冗談受け狙いばっかしで、 内容が何だったか途中で分からなくなる」というご意見です。 教育問題で「考える」「発想を豊かにするには、知識教育では だめ」などの課題があります。最近の映画や、ゲームは既に、 ゲームをやっていても、先の展望が開けず訳が分からなかった り、見終わっても、「何だったのこれ」なんて言いながら考えてみ るということになって来て、このメルマガも、会社という制約のあ る狭い、読めるパターンを超えて自営業という幅広い制約のな い領域でやったろうかという人向けのマガジンですので、 ご理解頂ければ幸い。頂けなければ、不幸。 次ぎの批判が「おじさんだじゃればっかし」というものです。 私は、おじさんだじゃれを連発して、笑わないと機嫌が悪い といった、上司という優越的地位を利用し、公取委から勧告 が出るようなことはやらない主義ですが、分かって貰える ユーモアが貧弱な、中高年という読者層に合わせるために、 敢えて主義を変えて、慣れないおじさんだじゃれに挑戦して いること、ご理解頂ければ幸い。頂けなければ、不幸。 メルマガご意見は、私宛頂くとして、本論に入る。 会社を始める場合は、資本金を集める、株主総会や、 取締役会を開いて、定款・役員など決めて、登記すると いったことが必要で、これらが終わって始めて会社設立 という挨拶状や、ご披露宴が開けるというものである。 自営業をはじめるにあたっては、拍子抜けするのだが、 どこにも届けなくても自営業は「始まってしまう」のである。 部屋の中で、独り勝手に「開業しまーす」と宣言すれば、 それで開業となるのである。 それじゃあまりにメリハリがないという行事中毒者は、 開業ご招待とか、挨拶状・挨拶メールなどで、廻りの人 に「いつの間に商売始めたの、知らなかった、冷たいね 君も-」と言われる恐怖から逃れる術を知っている。 開業に、唯一関心を持っているのが、税務署である。 毎年なぜか、自営業は2月16日から、3月15日という 短い期間に申告をすることになる。この時になって、 「はじめまして、昨年開業したので、どうやって申告したら よろしいでしょうか」といって、のこのこ現れる人ばっかりだと 、申告を受け付ける職員がわややになってしまうのである。 これを避けるために、事業を始めてから2ヶ月以内に届け (所得税の青色申告承認申請書)を受け付けている。 青色申告を申請すると、よほどのことがないと、認められて しまうので、収入があろうがなかろうが、毎年指定された用紙 を使って申告をするとか、帳簿を保管しておかなければい けないとか、何かと義務も伴うので、義務教育だけで義務 は果たしてしまったので、義務なんて守れないという人は、 申請しない方が良いだろう。 開業から2ヶ月以内といっても、いつ開業するかは、開業 する人の勝手だし、どこかのお役所で認可などがあるという 業種以外は、開業した証拠も必要ないので、いつでも良い ことになるが、この届けを出しておくと、色々な特典があるし、 年会費や、登録料といった費用も要らないので、自分で開業 しようかなと思ったときや、確定申告に行った時にしておくと 良いだろう。この時、税務署で、控えに受け付け日付の入っ た印を押して貰える。 これで、翌年の申告から、「青色申告」ができることになる。 今は言葉だけになったが、昔は申告用紙が「青色」だったので、 この呼び名になっている。 何故、青色だったのだろうか。黒だったら字を書いても見え ないので、黄色だったらどうなのだろうか、ピンクでも良かった のではないか、薄紫のシクラメンこそ素敵だと思ったりもするが、 今となっては、白色の用紙なので、開業を届けないでいきなり 申告に来る「白色申告」者と用紙の色は差がなくなっている。 「青色」は、沈没船の海の色で、引き上げてみないと「真実 はなぞ」といった神秘な感じがある。高橋真梨子さんの歌う 桃色吐息で「海の色にそまる、ギリシャのワイン」なんてあって、 どんな色のワインかは、高橋さんに聞いてみないと分からない 謎の色である。 そこで、自営業の申告も、税務署に届け出た青色申告者 については、「記帳指導」をはじめ、親切に面倒を見てくれる 「青色申告会」という税務署親衛隊のご指導よろしきを得て、 「怪しさ」「神秘さ」を、誰が見ても「ありのままを、そのまま 帳簿にしています」という風にしてしまうことを狙っている。 そのために、届け出た「青色申告者」には、色々な インセンティブを出している。詳細は、googleなどの検索で 「青色申告 白色申告」と入れると、親切な、また、分かり 易い説明が数多く出てくる。 私の場合は、2001年9月1日開業とホームページでも、 人にも言っているが、青色申告は、2001年の申告時点で 既に届け出ており、唯一開業という概念がある税務署では 半年以上前から事業をやっていたことになっている。 (私の場合は2000年から事業を既にやっていたという形 で届けてある) 税務署以外に言っている、事業の開業日付は、A社取り締 られ役を、2001年8月31日で辞任させて頂いたので、 翌日から開業したことになって、「ずいぶん早い開業ですね」 「さすが素早いですね」とか言われているが、実は本音と 建前を使い分けられるような中年になっただけのことである。 事業名をどうするかなど、具体的ノウハウは、今後散り ばめて、きっと、訳が分からないという批判につながるだろう。 ---------------------------------------------------- ●マガジン登録・削除、バックナンバーご覧になりたい方は http://www.adgnet.or.jp/~kagami/mag2-2.htm にてメールアドレスのみで行えます。 ●本メルマガは、第3者への転送は大歓迎です。 また、原文のままの引用も、大歓迎かつ好き放題です。 ------------------------------------------------------ 発行 かがみ事務所 代表 鏡味 義房 かがみホームページ http://myweb.to/kagami ☆真面目なノウハウ集「社内ベンチャー成功ノウハウ集」は http://www.adgnet.or.jp/~kagami/mag2.htm |