「イー・トレード証券、IYバンクと提携」の意味するもの(2005.1.20)
- 本日の日経新聞に、「 インターネット専業証券大手のイー・トレード証券はアイワイバンク銀行と提携し、七月からクレジット機能付きのキャッシュカードを発行する。・・・・・」という記事が出ていたがこの意味するところは大きい。
- 証券会社は、口座開設時点の顧客属性を入手しており、その情報で審査をすれば、クレジットカードや消費者金融並の与信ができることになる。
- 松井証券などの、無期限信用取引きというような動きも、信用取引き担保付きの株式購入資金の融資と言えなくもないことから、既に証券会社は、消費者信用業界と同じことができる素地を持っている。
- そこで、IYバンクのATM網を利用して、証券総合口座の資産を決済にも利用できるということになると、正に証券口座は、銀行預金と同じ機能を持つことになる。
- 今回の提携は、イー・トレード証券が、銀行のクレジットカード発行と同じ利便性を提供することが出来たということに繋がる。
- 私が2000年に「証券会社の決済分野での可能性は」ということを書いたが、若干の違いはあっても、その方向に向かおうとしているのだろう。
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