デパートでのポイントカード利用感想(2004.4.13クレディセゾン提携追加)
- かがみ事務所は代々木駅から徒歩1分ですが、新宿の高島屋には、サザンテラス〜跨線橋を渡って約4分の近さです。
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- 事務所で手作りの料理を作り、おもてなしをする材料仕入れに、高島屋は新鮮な魚が三崎港などからの直送で、私にとっての築地市場となっている。
- (更に5分歩くと、高島屋に負けず劣らずの伊勢丹、小田急などデパ地下市場のすごさが実感できます)
- 高島屋カードは、年会費無料のクレジットカードで、高島屋での利用は7〜10%、高島屋以外の利用は0.5%が利用金額に対してポイントが付く。
- ポイントは換金期間中に高島屋で「高島屋お買い物券」に交換できるので、よそでも、高島屋(私のカードはJCB)カードを集中的に使っている。
- 昨年までは、カード利用金額についてポイントが付いたが、今年高島屋ポイントカード(クレジットカード機能がないポイントかーど)発行が開始されたのを機に、高島屋で現金ショッピングした場合でも、高島屋カードを提示するとポイントが付くようになった。
- ところが、私のひいきしている、地下食品売り場の鮮魚、野菜、肉売り場では何故かポイントが付かない。
- 地理的には、高島屋が近いのに、最近小田急魚売り場で仕入れることが増えている。
- これは、小田急は前から新鮮な魚が安く評判だったこともあるが、小田急ポイントカードは鮮魚も(ポイントの率はすごく低いのですが)全てポイント対象になっていることも一つの要素になっている。
クレディーセゾンと高島屋カードが提携する
- 2004年9月から、従来の年会費2100円の高島屋カードに加え、年会費無料のセゾンとの提携カードを発行するという日経記事。
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- セゾンとの提携カードは、年会費無料のかわりに高島屋でのショッピング(除く生鮮食料品)に対して付くポイントの率を、高島屋カードに較べて下げるということだが、なぜ、セゾンは年会費無料にできるのかを、高島屋カードでは検討したことはないのだろうか。
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- セゾンカードは、郵貯セゾンカードや、他の提携カードでも私の知る限り年会費無料である。
- セゾンカードは恐らく、ショッピングや年会費だけで採算を合わせるのでなく、キャッシング収益も含んだカードとして使われているが、ポイントは稼動率の高さにあろう。
- 新規会員獲得費用が高いので、既存会員をいかに活性化するかといった施策=流通系カードの囲い込みとなろう。
- この点で高島屋カードの施策が今まで成功していないとしたら、セゾンカードにしても同じことになる可能性もある。
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- 高島屋カードの位置付けが、顧客囲い込みなら、キャッシングで利益を出すのではなく、継続的に高島屋を利用することを突き詰めるべきであろう。
- その場合は、高島屋から、利用促進費用を高島屋カードに対して支払うことで、キャシングではない収益を主体にできる可能性はあるだろう。
勿論、カードによる高島屋各店での利用促進がされないという場合はこの収益は払われないので、高島屋カードの施策がどうか、また、その効果をどう測定できるかなどについて明確にできるかどうかもポイントとなろう。
- 恐らく、高島屋カードに対する社内の位置付けが、収益事業として単独で利益を上げるような事業スキームになっているのだろう。
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