店舗への来店促進のための金融の利用(2004.6.16)
- 店舗に顧客を来店させる目的で、金融機能を利用する動きが活発になってきた。
- 従来、金融機能で来店や、購入促進を進める機能としては、流通系のクレジットカードでのポイント付与が、デパートなどの顧客囲い込みと購入促進の主流であった。
- その中で、例えば京王デパートでは、来店して、ポイント受付け機にカードを入れると、来店しただけで、ポイントが貯まるという「来店促進」にも使うようになってきた。
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- 一方、IYバンクのように、セブンイレブン店頭にあるATMを利用する人(IYバンク顧客より、他社分が多いようであるが)が来店して、ついでに何か購入するといった、IYバンク事業と、セブンイレブン事業双方にとって相乗効果をあげるような方法が定着してきている。
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- am/pmにおいては、従来SMBCグループを主体としたATM利用では、セブンイレブンとIYバンクのような提携をしてきたが、ここへきて、ソニーの展開するEdy(ICカード)を利用する方法が加わってきている。
- 従来は、am/pmでの購入をEdyで支払いができるというだけであったが、Edy保有者で、am/pm倶楽部登録をしておけば、各種メリットが出る提携をはじめている。
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- 例えば、am/pm店頭にある情報端末にEdyをセットして、ルーレットゲームをすると、ゲームで獲得したポイントがその場でEdyにチャージされるというものである。
外れると0円で、当っても1円に相当するわずかなポイントではあるが、何となく話題もできるうまい仕組みとなっている。
同様な懸賞では、毎週抽選で500円のEdyチャージができるという登録も同じ情報端末で出来たりするので、同じコンビニに行くならam/pmに行こうかとなる。
コンビニの競合がどんどん激しくなるなか、Edyの普及と顧客囲い込みという提携は、今後急速に増えてくるのではないかと予想する。
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- どうやら、ICカードはEdyで決まりの様相になりつつある陰には、このような提携が大きな要素になっているのではなかろうか。
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