保険業界も垣根なしの提携戦略へ(2004.10.8)
- 本日の日経新聞夕刊で住友生命保険は八日、米AIGグループのアリコジャパンからがん保険を調達すると発表した。
- がん保険のような、ニッチ商品は、がん保険単独での販売は営業効率が悪い。
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- 一方、生保は、営業外務員を多数抱えているが、新しいがん保険のような商品開発や、保険金支払いなどのノウハウを今から付けるということは時間的にも、市場規模からも得策ではない。
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- しかし、消費者から「お宅はがん保険やってないの」となると顧客離れにつながる恐れも出てくる。
- 従って、両社が提携するメリットは大きいということになる。
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- 今後、新種の保険を開発する会社と、販売する会社が別ということはごく普通のことになってくるだろう。
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- 行政もこれら保険代理業務の認可に際しては、外国企業だからどうのということではなく、実質的内容を見た審査をしたとも言えよう。
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- 今や外国企業だからだめだという、雪印のような行政の姿勢ではない、開かれた提携関係が、日本の金融改革に繋がるだろう。
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- 保険以外の金融商品も、メーカーと流通という、普通の商品と同じ考えに立たないと取り残されるだろう。
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