ネット3社の金融化が加速(2005.6.1)
本日の新聞報道で、Yahooが、証券仲介業に進出という記事が出ていた。
- これで、Yahoo、楽天、ライブドアのネット3社は揃って証券業務を加えた銀行、クレジット、ローンなどの金融分野を大きな収益源とする戦略に踏み込んできたと言える。
- しかし、3社のポジションを見るときに同じ個人対象の金融事業という範囲での勝負となるのだろうか。
個人相手の金融では、個人のアクセスが多いところが有利となるでしょうから、
Yahoo > 楽天 > ライブドア
となって、勝負は見える可能性が強い
- 一方、クレジットカードでも加盟店収入などが見込めるアクワイアラ(加盟店管理会社)事業、ショップへの支払い優遇策としてのファクタリング事業、ショップへの商工ローンなど、EC事業者に対する金融があるのを忘れてはいけないだろう。
- これら事業者向け金融事業は、つながりの深いショッピングサイトの加盟店数や、ショッピング売上げによって強みが出てくると想定すると
楽天 > Yahoo > ライブドア
となるだろうが、事業者側に対する金融事業については、3社共手付かずにある。
- ネットポータルではないが、消費者金融のニッシンは、小口法人向けローン事業にシフトして、銀行などと提携や合弁会社を作って収益を伸ばしてきている。
消費者向けの金融事業だけに目を向けない独自な金融展開戦略がネットでも必要なときが近い将来来ると思うのですが。
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