統合ATMがトラブったが便利になる(2004.1.27)
- 新しく2004年初から稼動した統合ATM網で、他行入出金ができないトラブルが1月26日発生しました。(1月27日からは正常になりました)。
- 従来は、都銀(BANCS)地銀(ACS)を統合するネットワークとしてMICSがありました。丁度、OSの違いをWINDOWSが共通のOSのように使える感じで構築されていました。
- これを、NTTデータが新たに構築し直したものが、トラブったということになるのですが、単に統合した仕組みというだけなら利用者メリットは感じませんが、統合することでさまざまなサービスが提供できる意味があります。
- 今回の統合システムは、従来のMICS自体は深夜、早朝稼動がなかったものを、24時間年中無休稼動としたところに大きな意味があります。
- これで、各銀行自体のシステムが24時間年中無休で稼動すれば、利用者にとって便利になりますね。
- 現在銀行間振込を中継している「全銀ネット」もこれに伴って24時間年中無休で稼動すれば、振込が便利になります。ネットバンクからの即時振込など、対応したシステム構築を各銀行がすれば利用者メリットも出ることになるでしょう。
- 銀行も、利用者に便利な仕組みをつくって、利便性で利用者を囲い込む方策が勝負の分かれ目になるでしょう。
- 今までのように、全銀ネットが対応していないということで、自行内だけの振替えだけは24時間年中無休というような限定されたサービスではなくなることを期待しましよう。
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