トヨタ奥田会長、UFJへの支援を表明 (2004.5.26)
奥田碩会長がは25日のインタビューで「トヨタ 本体よりも(系列の)販売店や部品メーカーがUFJと関係がある。何かあれば
トヨタとしても当然、考えざるを得ない」との発言が新聞に載った。
トヨタ銀行と言われるくらいのキャッシュフロー(自動車単体で2004.3期末1兆7千億円超で前期より1千億円以上増加)を擁し、既に前期のセグメント情報によると、「金融」で 1460億円の営業利益をあげている。
トヨタが、財務面での支援をすることで、UFJの健全性など、取引先の安心感が増すだけでなく、実質の経営までトヨタが行なえば、トヨタ流の合理的銀行経営がUFJを優良銀行に変身させる可能性を示唆している。
日本経済活性化という経団連会長としての立場だけではなく、トヨタにとっても、既に俗称で「トヨタ銀行」と言われる内容から、メガバンク経営もすることで、取引先の金融面の支援も広がり、ますますトヨタの強みを増すに違いない。