ビザ・インターナショナルが採用するIC決済「ビザタッチ」の持つ意味は

  • ビザ・インターナショナルは十二日、UFJニコスから技術供与を受けた非接触IC決済サービスの名称を「VISA TOUCH(ビザタッチ)」にすると発表した。今秋からサービスを始める。UFJニコス、三菱東京UFJ銀行、ディーシーカード、ジャックスなどが「ビザタッチ」を展開する予定。(日経新聞2006.6.13)

  • このような動きは、今までVISA,マスターカードが進めていた、インターナショナル戦略で決めた仕様を各国で実施させるということからの転換を意味する。

  • しかも、名称変更になったがビザジャパン協会での直系とも言われる三井住友カードではなく、UFJニコスが開発したICカード仕様(smartplus)を認めたことになる。
    もちろん、インターナショナル仕様を否定している訳ではなく、今回非接触IC決済サービスを認めただけで、世界標準をこれに変更するという話ではないが「ビザタッチ」という名称が付いたサービスをVISAとして始める意義は大きい。

  • ただし、マスターカード陣営、JCB陣営も含めて同一端末や、同一の仕様で各社携帯電話が使えるようになるかは、これが標準になるためのポイントになろう。

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