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1.インターネット上の安全性確保は出来るか
- インターネットに限らないが、商店(デビットカード加盟店)に、キャッシュカード番号(口座番号)と暗証番号を伝えるとか、控えに残ることは、安全上その番号を悪用される恐れがあるので避けなければならない。
- 実店舗では、キャッシュカードをCAT端末で読み込み、暗証番号は、お客さまがPINPADで入力する。
- この場合は、カードがなければできないことと、第三者に暗証番号は分からないことで安全性が確保されている。
- インターネット上の店舗では、店(バーチャルショップ)に口座番号と暗証番号を連絡することは、悪用して下さいといっているようなまったく危険な事になる。
- クレジットカード番号が店に残るという点では、クレジットカードも同じ問題があり、店の控えから偽造カードが作られ、悪用される危険性が指摘されている。
- この危険性を避けるには、加盟店に口座番号、暗証番号を提示しないで、直接銀行に提示すれば安全である。
- 実際これを実現するには、物理的に銀行と商店の間を往復しなければならない、しかしインターネットショップの場合はどうだろうか。
- インターネットの場合は、銀行と商店間を往復することはリンク機能であっという間にできてしまう。
- 従って、銀行WEBで、直接口座番号、暗証番号を暗号化して入力すれば安全性は確保できる。
2.これを実現する方法は
- アコシスの電子クレジット方式の、ライセンスの内自社クレジット事業化のライセンスを銀行が導入すると、インターネットデビット事業がすぐできる。
- 具体的には、電子クレジットのゲートウェイ(インターネット上のやりとりをパッケージ化)導入して、CAFISポートに接続すれば完成する。
- この場合、銀行の総合口座の貸し越し枠内までデビット決済とすれば、自動的にクレジットのリボルビング払いが出来、クレジット業ではないが、同じ機能になる。
- もちろん、自行に口座を持っている人は、この電子クレジットゲートウェイを通じて、アコシス加盟店も自行デビット加盟店も、他のライセンス導入クレジット会社加盟店でも共通で利用可能となる。(この場合クレジット加盟店と言うのかデビット加盟店と言うのか?まあ、デビクレ加盟店と言っておきましょう)
- 銀行の一つのインターネットデビット推進団体の「日本決済ネットワーク」(さくら銀行、住友銀行等都銀)が、来年から、ID、パスワードによるデビット決済も導入する。
- これで、今までSET(日本仕様のSECE)にこだわって普及が遅れていた、日本の電子決済も進みだす。(1999.11.10)
- 「日本決済ネットワーク」はキャッシュカード番号、パスワードを加盟店のWEBで入力しない方式で利用者への普及をはかる。加盟店との接続がSETであれば、加盟店は増えにくいので、どのような方式になるか注目しましょう。(2000.3.16)
- 郵貯、富士銀、JCB、大日本印刷、IBM、NTTデータといった200社以上の会社の「日本インターネット決済推進協議会」はSETで押し切る形でNTTデータのモール「まちこ」、大日本のモール「メディアギャラクシー」などで、デビット決済をはじめる。(3月16日開始予定ですので)
- クレジットカード各社のSET普及の現状を見た時に、そのままSETで決済を開始するのは疑問。JCBも入っているので改良がなされたのかもしれませんが。(2000.3.16)
3.インターネットでのデビット決済で解決しなければならない点
- インターネットで、特に送料がデビット決済できるかが大きなポイントとなる。
- 送料を、ショッピング申込時点で、自動計算することは、配達地域、商品重量、サイズ等で運送会社の料金が決まっているので、自動計算を組み、かつ、運賃変更等対応するには、かなり大きなショップでないと難しい。
- 特に産直など、小規模で、良い一品だけを売っているような場合は、自動計算の仕組は難しいと想定される。
- この点を避けて、送料無料とか、送料全国一定といった形で運営することも考えられるが、本格的にショップの売り上げが事業として成立する場合には、実費を決済することが必要となる。
- この点を、解決する手段としては、送料等申込時点では確定しない金額についてだけ、後払いのクレジット方式とすることが考えられる。会員規約で、デビットとクレジット払いの両方を利用できるようにすることで解決できる。(この面では、米国の銀行のように、キャッシュカードとクレジットカードが一体になった場合はそのまま利用できる)
- 送料は自動計算は難しいが、WEB上で一覧表示は簡単なため、事前に送料確認は可能となる。
- また、商品申込時点での決済となるため、前払いはしたけれども、商品が届かないといった場合にどう対処できる仕組かがポイントとなろう。
- 前払いで、ショップが信用できるかといった面では、返金処理を決済会社が出来、ショップの保証をすれば問題ないと考える。
- この面では、クレジット会社、銀行含めて、現在アコシス以外でインターネット上ショップの保証をしていないといった面では、仕組というよりは、リスクを取りたがらない決済業者の考え方が変わらなければならないので、結構やっかいな問題かもしれない。
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