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1.モールって何
- リアルの世界では商店街やデパートのように、そこへ行けば色々な商品が揃っているとか、若向きの衣料品の店が揃っているとか、店が集まることで、そこへ行く目的に添ったイメージと品揃えが、単独で店を出すより集客につながる場合にモールという店舗の集合体ができる。
- インターネットでも同じことが言えるが、リアルのモールは物理的に一個所に集まっているので便利といえるが、インターネットではリンク機能や、ブックマーク、検索機能で物理的に一個所のサーバーになくとも目的に添った店を見て回わって選べることがリアルの世界とは異なる。
- インターネットの初期はホームページを作ることが出来る人も少なく、費用も高かったが、今では簡単かつ安い費用で出店できるので、単にホームページを作って立ちあげる形でモールを作っても、レンタルサーバーに各々が店をつくる場合と比べ、見る側からは何の差は認められない。
- むしろ、ホームページ作成技術は多少劣っても、自分で訴えたいことをつくっているレンタルサーバーの方が購入したくなる店が多い。
- 従って、現在モールとしては、そこに見に行きたくなる、何らかの統一されたイメージが必要となる。
- これぞ逸品といったお勧め商品を選りすぐったといった「IPPIN」や地方名産品を集めた各地の産直サイト、家電やパソコンの「秋葉原商店街」、シェアウェアを集めた「窓の杜」、アダルトファンなら一度は見る「文化社オンライン」、ショッピングの仕組みが統一されている「楽天市場」などがモールとしてのイメージを形つくっている。
- 逆に、リアルの世界では、テナントとして品揃えを行っているデパート、スーパー、総合通販といった業態は、テナントがインターネットでは直接出店してしまうという面もあるが、統一されたイメージがなく、インターネット自体が、見方によっては膨大なデパートとなるので苦戦している感がある。
- 各電子決済は、ショッピングとかゲームなどに使用できる店を検索できるようになっている。
- これも、ある意味ではモールといえる。そこで気にいったらすぐ購入できるので、決済に加盟している店をウィンドショッピングする感覚に近い。特に商品、サービス分類がされているので欲しい、いいものがないかと見たい店を見て回れる。デパートでいう売り場案内に相当する。
- この場合、決済事業者のサーバーに、ショップのコンテンツを入れる必要はない上、ホームページの更新、SCMや自社システムとの連動といった意味では、ショップ自身のサーバーで運用し、決済だけリンクで決済事業者サーバーにて行う方式が望ましい。
- 現状の電子決済は殆どこの方式であるが、クレジット各社のSET加盟店接続は、システム導入費用、システム構築、アップグレードの困難なことから、クレジットカード会社のサーバーにショップの出先を設ける形で実施されており、出先のメンテナンスが煩雑な作業となっているため、お付き合い程度の商品出店が現実となっている。
2.モールの決済方式
(1)モール主催者が、統一した決済を一元管理する方式。
- この方式であれば、モールに出店するショップとしては、ホームページもモールの主催者がつくり、販売した代金の回収もモール主催者が行う意味では、ショップとしてはインターネットに出店しているということでなく、単に通販会社に商品販売を頼むといったことと変わりがない。
- 従って、良い商品さえ持っていれば、インターネットの知識がなくとも販売できる利点がある。
- しかし、インターネットの仕組みや、代金回収をモール主催者に依存するというデメリットも出てくるが、これは、通販会社にカタログ掲載、代金回収までまかせる場合と同じと言える。
- 当然、運営、回収費用がかかる分ショップの手取りが減ること、媒体はショップ自身で作らないので、インターネットのメリットである商品の即時更新がしにくいこと、後払いでクレジット以外の場合には、回収不能の場合の取り扱いをどう取り決めるか、返品の返金処理が即時処理しにくいこと等あげられる。
(2)モール加盟店で個々に決済を行う方式。
- 商品案内は、モール主催者が行い、各ショップは振り込み、代引き、電子決済といった自社商品に適する決済を自ショップで行うことになる。
- 決済をモールの主催者が一元管理する場合と比べ費用が比較的安くつくこと、ショップの自由度があることなどから、モールではこの方式が一般的と言える。
- この方式の方が、購入者とショップがじかに販売、回収を行うので消費者にも便利であるが、その分ショップの手間がかかることになる。しかし、最近インターネットで販売を行う人は、購入した人にメールで確認やお礼をきっちり行うので、手間とは言えなくなっている。
- モール主催者としては、決済以外の、ホームページの作り、商品入れ替えの容易さ、集客方法などのインターネット運営ノウハウを持ち味としてモールの存在価値を発揮している。
- しかし、最近ではインターネットの知識、ホームページを作成する人も多くなって来ており、電子決済であっても、低コストで、容易に導入できることから、レンタルサーバーで自ショップを立ち上げるケースが増えており、よほどそのモールに何らかの魅力がないと繋ぎ止められない状況になりつつある。
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